10年間アメリカ入国不可
ニューヨークまで行った同じ飛行機で翌日、成田に戻った私は途方に暮れていたが無駄に時間は過ごせないので早速、弁護士事務所へ。予想もしてなかった展開に動転して今ひとつ理解できていなかった私は初めて弁護士さんとお話をして状況がかなり深刻だと気付いた。
強制送還させられたのは入国拒否をされたからだが、その上に何と10年の米国入国禁止の条件が付いていた。アメリカで会社を設立するどころか、入国もできない、それも10年間もだ!しばらく正気を失うほどのショックを感じたが弁護士さんとミーティングを何度も交わし、いくつかの可能性についてプランを立てた。
それからアメリカ大使館と弁護士事務所との往復が3ヶ月ほど続き、過去数年間のビジネスについて全て書類にまとめ、会社として運営していた実績を証明できれば入国拒否を回避できるだけでなく、ビジネスビザも正式に入手できるだろうとの事。スニーカー5足から始めた商売で今まで何もファイルをしていなかったが最後の数週間は死に物狂いであらゆる書類を集め、何とかビジネスを証明できる内容まで弁護士さんとまとめ上げた。
最後のミーティングで弁護士さんに書類は完璧なので あとはアメリカ大使館での面接だけ頑張ってくださいね!と言われ、またもやビックリ。大使館では当然、英語での面接だろうし、何を聞かれるかも想像もできない、いつ呼び出しが来るか毎日不安な日々を過ごしたがある日、手紙が届きビジネスビザの許可が下りたので指定時間に取りにきて下さいとの事。面接はその時に行われであろうと思ったので当日、ドキドキしながら大使館へ。約束時間までハラハラドキドキだったが名前を呼ばれて窓口に行くと、面接もないまま、ビザを渡され一件落着。
 
強制送還と言うドラマチックな事件は結構、呆気ない結末だった。
「正式ビジネスマン?としてデビュー」へ続く。。。